出産体験記
９月２１日　３８週目の検診で急に体重が増えていて　巨大児になったら産むのが大変だからなるべく早く産むように　運動するように言われた。その前にも予定日より早まる可能性があるとの話もあったので　９月に入ってからずっとソワソワしていた。確かにお腹の膨らみがさらに増したように思うし　前駆陣痛は激しい。慌てて母に連絡し　急遽早めに里帰りすることにした。
その日は母と床を並べ　陣痛が来たらすぐに病院に行けるように入院準備も万全にしてその時を待ったけれど　何事もなく終わってしまった。翌日からとにかくよく歩いた。デパートへ行ったり　スーパーへ買い物　散歩　ドライブ。。母にも仕事を休んでもらって毎日出掛けた。それなのに　３９週目の検診日を迎えてしまい　変化なし。もう翌週は予定日ではないか。。。
もしかして陣痛が来ているのに気がつかないのではないか？微弱陣痛なのでは？なんて考えているうちに予定日になってしまった。モニターでちょっとした異常があった。（心音が途切れることがあるとのこと）予定日が過ぎて　巨大児になりそうなこと。週末が３連休で医師薄あること。などの理由から　誘発促進剤を点滴することになった。もう１ヶ月も前から　いつ陣痛がくるのか？に振り回されていた母と私は入院の日が明日に決まってほっとした。
出産当日　この日は嵐だった。８時から点滴が始まったが　まったく変化なく　子宮口も２センチしか開いていない。　９時に母がレインｺｰﾄ姿でびしょびしょになって現われた時には　「今日も駄目かもしれない」と余裕で　朝飯もすっかり平らげた。１０時を過ぎても雑談をして過ごす。その頃から　今朝の便秘が気になりだし　浣腸をしてほしいと頼むけれど　「昼過ぎに考えましょう」と言われてしまった。トイレに行くと　おしるしがあった！いよいよ始まるのか？！11時頃突然　痛みが3分間隔くらいになる。便意がするけれど　力めない。やっぱり浣腸してもらいたかった。。腰が痛くなると母は言っていたけれど腰は痛くないけれど　とにかくお尻に力が入る。便秘だと陣痛にも集中できないなぁなんて思ったりしたけれど　どうやらこの便秘のような感覚は陣痛からきていたらしい。「痛い。痛い。もうやだ。もうやだ。」とつぶやくと母がさすって「がんばりなさい」と言ってくれていた。助産婦さんがきて　「子宮口は８センチ開いているから　分娩室の用意を始めます」と言う。12時半くらいに昼食が出たけれど　食べれない。母が無理やり食べさせようとするが　とてもそんな余裕がない。14時少し前に　助産婦さんに引きずられるようにして分娩室に移動した。こんなに痛いのに歩かせるのか？！と思いながら　分娩台に飛び乗ると助産婦さんがびっくりしていた。「では破水させます」と言われて　自分が破水していないことに初めて気づいた。だらりと暖かい水が流れたかと思うと　「はい　力んで」と言われた。ちょっと痛みとタイミングがずれて　うまく力めない。その時　頭が途中で引っかかってしまったようで　会陰切開の処置がされた。もう一度力んで　さらにもう一度踏ん張ると　なんと赤ちゃんが出てきた！陣痛室に入ってからなんと早かったことか！安産でほっとした。その時の痛みは今は思い出せないくらいのものだったけど　その後の導尿の処置　残物の確認の方が痛く長く感じた。
出産後の回診で　モニター異常の原因がへその緒が巻き付いていたことが分かった。怖〜い。赤ちゃん苦しかったんだね。
そして　パパは当日は来れないと言っていたけれど　職場の人達にせかされたようで　22時過ぎに病院に現われて　赤ちゃんを抱っこした。